R.Uさん

27歳のときに社会人野球を卒業。日本製鉄の製品輸送を担う物流事業部で、鋼材をトレーラーに安全かつ効率的に荷積する「積み込み作業」からキャリアをスタートしました。H型鋼をはじめ、扱うのは大型かつ重量のある鋼材ばかり。製品により形も異なるため、上手く組み合わせてトレーラーの枠内に収めるのは、割り付け指示書があっても難しいものでした。しかしドライバーからの「荷崩れの心配なく運べたよ」や「荷卸しがスムーズだった」の言葉を励みに、現場作業を改善しながら安全輸送に努めてきました。

現場を経験したのち事務方に異動し、積荷の割り付け指示と配車業務を5年ほど担当しました。割り付け指示とは「合計100トンの製品を、トレーラー５台で需要家まで運んでほしい」といった日本製鉄からの依頼を元に、コンパクトかつ重さが偏らないよう製品の積み方を考える業務です。現場経験を元に脳内でパズルのようにシミュレーションする一方で、どう考えても無理な依頼に対しては変更を交渉。日本製鉄と輸送協力会社の両方とコミュニケーションを取りながら、最善を追求する面白さを感じてきました。

さくらコーポレーションに勤めて13年になりますが、安全・品質に厳しい反面、フレンドリーな雰囲気のある会社なので、新卒・中途関係なく馴染むことができます。何より、辞める人がほとんどいないというのが、この会社の環境の良さを物語っているのではないかと思います。今後はコロナ前にあった、若手交流を復活させたいですね。普段は接点のない他支店の方とも、ゴルフなどを通じて親睦を深めたいです。

係長となった現在は、自社トレーラーの運行管理や、協力会社である輸送業者に出張しての安全活動にも取り組んでいます。全国に協力会社があるのですが、定期的に出張し、物流2024年問題を踏まえての対応や、事故などの情報を共有して対策を徹底しています。当社は非常に高いレベルで安全輸送に取り組んでいますが、今後は物流業界全体の安全性を高めて事故を無くすことに貢献したい。対話を通じて協力会社との強い信頼関係を築き、安全・高効率な輸送ネットワークを広げていきたいです。